東京現音計画#25 〜ミュージシャンズセレクション9:黒田亜樹 「マルっと高橋悠治」

メンバーがプログラミングを行うミュージシャンズセレクション、
黒田亜樹が再登場。
長年にわたり縁の深い作曲家・高橋悠治の作品にじっくりと向き合う。
それぞれの年代を映す作品群に、
かの水牛楽団のレパートリーも加えてマルっとお届け。
東京現音計画の「バンドっぽさ」フル稼働で贈る、
この時代、この世界にいまこそ問う一夜。

日程:2026年7月8日(水)19:00開演
会場:杉並公会堂小ホール
(東京都杉並区上荻1-23-15)
https://www.suginamikoukaidou.com/access/

プログラム:すべて作曲は高橋悠治
《メタテーシスI》 ピアノソロ(1968)
《メアンデル》キーボード+エレクトロニクス(1973/76)
《オフェーリアの歌》ピアノ+サクソフォン+チューバ 東京現音計画版(1987/2026)
《狼》打楽器ソロ(1988)
《打バッハ》ピアノ+打楽器(2008)
《日は巡る》(2026 委嘱初演)
水牛楽団のソングブックより(東京現音計画バンドアレンジ版)
 《ボクハソンケイスル》
 《パレスチナの子どもの神さまへの手紙》
 《だるまさんがころんだ》
 《めしは天》
*曲目は変更になる場合があります。

演奏:東京現音計画 
有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、 黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)
客演:足立智美、東京現音計画アカデミー 他

舞台監督:鈴木英生(カノン工房)
照明:菅勝治
音響:(有)オアシス
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
制作補:中西桃萌、渡邊さくら
フライヤー&ロゴデザイン、写真:松蔭浩之
協力:(有)ハリーケン、東京音楽大学

主催:東京現音計画
助成:公益財団法人野村財団
   芸術文化振興基金助成事業
   公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
   公益財団法人朝日新聞文化財団

チケット(税込):全席自由
前売 一般3000円、大学生・専門学校生1000円
当日 3500円
カンフェティ割 2500円(カンフェティ取扱限定、先着順)
高校生以下無料(本番前日までに問い合わせ先のメールアドレス宛にお申し込みください)

*学生券は入場時に学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット取り扱い:カンフェティ
【URL】http://confetti-web.com/@/tgk25
【電話】050-3092-0051(平日10:00~17:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・チケットレス「レスQ」もご利用可能です。
*数量限定、先着順の割引チケット「カンフェティ割」あります!

問い合わせ:東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ)
メール:tgkseisaku@gmail.com
電話:050-1724-4671(平日11:00〜18:00)



(c) Yoichi Sugiyama

「〇っと!高橋悠治」 黒田亜樹

その昔わたしたちが声を発し、音を出すことを覚えたのは、身に迫る危険や見つけた食べ物を仲間にしらせ、大切な人に愛を伝えるため。そこから知性や思維が芽生えました。音は自分が暮らしている社会と、いつでも深くつながっていたのです。高橋悠治さんの音楽は、そんな本質、音楽をする本当の意味をあらためて顧みるきっかけを、わたしたちに与えてくれます。

気が付けば、「東京現音計画」のメンバー全員、それぞれが長年高橋悠治作品と深く関わってきているのに、「東京現音計画」として悠治さんをお迎えしたことがないのに気が付いたのです。

初期の傑作、ピアノのための「メタテーシス」のような超絶技巧作品をはじめ、実演されてこなかった名作「橋I」を、ライブエレクトロニクスのセンスが際立つ「メアンデル」とともに取り上げあげます。

それだけではありません。高橋悠治さんは1978年から85年まで、当時軍事政権下だったタイやポーランドなどの抵抗歌などを紹介しながら、人々と手をつなぎ、歌をつむぐ「水牛楽団」を展開しましたが、その「水牛楽団ソングブック」に収録された名曲の数々から、同じくれっきとしたバンドたる「東京現音計画」の面目躍如を目指します。「めしは天」「パレスチナ…」を歌うとき、わたしたちは何を見つめなおすことになるでしょうか。

半世紀以上にわたり一貫して音楽の意味と可能性を探求しつづける高橋悠治(プラス「水牛楽団」!)の姿を、「まるっと」全方位から東京現音計画(プラスα!)全員がスクラムを組んで総力で挑む一晩となります。日々混迷を深める世界に生きるわたしたちに、必ずや発見と希望を与えてくれるに違いありません。リバイバルの懐古趣味なんかではなく、明日のわたしたちの道を見出すための強力なカンフル剤になるはずです。

黒田亜樹 Aki Kuroda
東京芸術大学卒業後、ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。現代音楽演奏コンクール「競楽」 優勝、朝日現代音楽賞。ジローナ20 世紀音楽コンクール現代作品特別賞。オドラデクレーベル(米)よりリリースした『火の鳥20 世紀音楽ピアノのための編曲集』は BBCミュージックマガジン(英)5つ星、レコード芸術特選盤となる。欧州各国他、イラン、キプロス、中国、ロシア等の音楽祭で多くの初演を行う。リドット音楽院(伊)教授。
http://www.kuroaki.net/