東京現音計画#24プレ企画*トーク&ミニコンサート

東京現音計画#24のゲスト・ディレクター、小倉美春さんを迎えて、作曲家でありピアニストである立場から、同じく作曲家・ピアニストとして活躍する篠田昌伸さんと共に大いに語っていただきます。

ミニコンサートとして、東京現音計画メンバーとアカデミーの新進気鋭ピアニストによる小倉作品の演奏も!

日時:2025年12月4日(木)19:00開演
会場:両国門天ホール(東京都墨田区両国1-3-9ムラサワビル1-1F)

出演:小倉美春、篠田昌伸(トーク)、橋本晋哉(チューバ、モデレーター)
   東京現音計画アカデミー:中西桃萌、山本香紫(ピアノ)

【プログラム】

小倉美春 《そして私は、そのかけらを掴もうとした》(2025)
  中西桃萌(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)

小倉美春《ボレロへの幻想》より《身体を聴く》(2024)
小倉美春《ラビリンス》(2018)
  山本香紫(ピアノ)

入場料:1000円(税込)
参加申込:tgkseisaku@gmail.com
(件名を「プレイベント申し込み」としてお名前と人数をお書きください)



【経歴】

小倉美春 Miharu Ogura
ドイツ・フランクフルトを拠点とするピアニスト/作曲家。桐朋学園大学音楽学部(ピアノ専攻・作曲副専攻)を経て、同大学研究科作曲専攻修了。2024年フランクフルト音楽舞台芸術大学にて国家演奏家資格課程を修了。これまでにピアノを廻由美子、フローリアン・ヘルシャー、作曲を石島正博の各氏に師事。2023年メシアン国際ピアノコンクールにて第2位、メシアン作品最優秀演奏賞を受賞するほか、オルレアン国際ピアノコンクール、日本音楽コンクール作曲部門など、ピアノと作曲の両方で入賞多数。ピアニストとして、Manifeste音楽祭(パリ)、Monopiano音楽祭(ストックホルム)への出演及びensemble handwerk、フランクフルト放送響に客演するなど、欧州の現代音楽シーンの第一線で活動。CD『Ogura Plays Stockhausen』、『Ogura Plays Ogura』。作曲家として、2024年にラジオ・フランス及びヴェネツィア・ビエンナーレより委嘱。作品はTrio Estatico、Zöllner-Roche Duo、フランチェスコ・トリスターノ、ヨーナス・オルソン、フィリッポ・ゴリーニなどに演奏されている。2024年よりイタリアの出版社SZ Sugarと契約。

篠田昌伸 Masanobu Shinoda
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修了。第22、27回日本交響楽振興財団奨励賞、第74回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第9回佐治敬三賞等受賞。06年just composed in YOKOHAMA委嘱作曲家。11年武生国際音楽祭にて作品が招待される。ピアノ曲「炭酸」が全音楽譜出版社より出版。ピアニストとしては、新作初演、声楽、器楽とのアンサンブル、レコーディング等、幅広く活動している。一昨年より、海外の現代ピアノ曲と邦人作曲家の委嘱によるリサイタルシリーズ「Contemprary Piano Showcase」を企画している。https://ballad-filter.jimdofree.com/

東京現音計画アカデミーより

中西桃萌 Momo Nakanishi
愛知県出身。4歳よりピアノを始める。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、愛知県立芸術大学音楽学部器楽科ピアノコースを卒業。現在、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻ソルフェージュ分野修士1年。ピアノソロ・伴奏・現代音楽などの演奏活動からピアノ・ソルフェージュの指導や楽曲解説・コラムの執筆まで、幅広く音楽に携わっている。2024年にイタリア文化会館で開催されたサルヴァトーレ・シャリーノ氏の作曲・演奏ワークショップを受講。これまでにピアノを内本久美、永岡信幸、清水皇樹、関本昌平、深谷直仁、ソルフェージュを小島千加子、和声法を西尾洋の各氏に、現在はピアノを野原みどり氏に師事。

山本香紫 Karen Yamamoto
駒澤大学文学部歴史学科卒業、東京音楽大学大学院修士課程修了。第11回ロザリオ・マルシアーノ国際ピアノコンクールファイナリスト、奨励賞受賞。ピアノを稲本亜理子、岡本美智子、川上昌裕、岡田敦子各氏に師事。クルト・ザイベルト、ケマル・ゲキチ、フレディ・ケンプ各氏のマスタークラスを受講。
大学院在学中に、修士論文「早坂文雄の「美」をめぐる言説」を執筆、日本音楽学会東日本支部研究会にて発表。早坂文雄「ピアノ協奏曲第1番」(編曲:我妻英)を編曲初演。近現代邦人作曲家の演奏・研究にも精力的に取り組む。現在、東京音楽大学演奏研究員。日本音楽学会東日本支部会員。