東京現音計画#24~コンポーザーズセレクション9:小倉美春

東京現音計画の活動の柱であるコンポーザーセレクションに、独フランクフルトを拠点とする小倉美春が登場。
ピアニストとして国際的に活躍する一方で、作曲家としても頭角を表す新世代の旗手が、
作曲家として、また演奏家としての独自の視点から
東京現音計画のヴィルトゥオーソたちと「現代の技巧性(ヴィルトゥオジティ)」に切り込む。
早くからヨーロッパで活動する彼女ならではの新鮮なキュレーションにも要注目!

日程:2025年12月12日(金)19:00開演
会場:杉並公会堂小ホール(東京都杉並区上荻1-23-15)
https://www.suginamikoukaidou.com/access/

プログラム監修・作曲・出演:小倉美春

プログラム:
小倉美春 ピアノ連弾のための新作(2025委嘱)
サラ・ネムツォフ《監視者》チューバソロとテープのための(2021)
ジョルジュ・アペルギス《綱渡りのトリオ》ピアノ、サクソフォン、パーカッションのための (2015)
フランク・ベドロシアン《長距離ランナーの孤独》 サクソフォンソロのための (2000)
キャシー・ファン・エック《楽園へ》林檎とパフォーマーとライブエレクトロニクスのための (2019)
リザ・リム《基本的なこと》ウッドブロックソロのための(2017)
小倉美春 アンサンブルのための新作(2025委嘱)
*曲目は変更になる場合があります。

演奏:東京現音計画 
有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、 黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)

客演:小倉美春(ピアノ、パフォーマンス)

舞台監督:鈴木英生(カノン工房)
照明:菅勝治
音響:(有)オアシス
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
フライヤー&ロゴデザイン、写真:松蔭浩之
協力:(有)ハリーケン、モモ・カンパニー、東京音楽大学

主催:東京現音計画
助成:公益財団法人 野村財団、芸術文化振興基金助成事業

チケット(税込):全席自由
前売 一般3000円、大学生・専門学校生1000円
当日 3500円
高校生以下無料(本番前日までに問い合わせ先のメールアドレス宛にお申し込みください)

*学生券は入場時に学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
  

チケット取り扱い:カンフェティ(発売開始:2025年10月17日(金)10:00〜)
【URL】http://confetti-web.com/@/tgk24
【電話】050-3092-0051(平日10:00~17:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・チケットレス「レスQ」もご利用可能です。
*数量限定、先着順の割引チケット「カンフェティ席」あります!

問い合わせ:東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ)
メール:tgkseisaku@gmail.com
電話:050-5532-5022(平日11:00〜18:00)



【経歴】

小倉美春 Miharu Ogura
ドイツ・フランクフルトを拠点とするピアニスト/作曲家。桐朋学園大学音楽学部(ピアノ専攻・作曲副専攻)を経て、同大学研究科作曲専攻修了。2024年フランクフルト音楽舞台芸術大学にて国家演奏家資格課程を修了。これまでにピアノを廻由美子、フローリアン・ヘルシャー、作曲を石島正博の各氏に師事。2023年メシアン国際ピアノコンクールにて第2位、メシアン作品最優秀演奏賞を受賞するほか、オルレアン国際ピアノコンクール、日本音楽コンクール作曲部門など、ピアノと作曲の両方で入賞多数。ピアニストとして、Manifeste音楽祭(パリ)、Monopiano音楽祭(ストックホルム)への出演及びensemble handwerk、フランクフルト放送響に客演するなど、欧州の現代音楽シーンの第一線で活動。CD『Ogura Plays Stockhausen』、『Ogura Plays Ogura』。作曲家として、2024年にラジオ・フランス及びヴェネツィア・ビエンナーレより委嘱。作品はTrio Estatico、Zöllner-Roche Duo、フランチェスコ・トリスターノ、ヨーナス・オルソン、フィリッポ・ゴリーニなどに演奏されている。2024年よりイタリアの出版社SZ Sugarと契約。


東京現音計画#24プレ企画*トーク&ミニコンサート

東京現音計画#24のゲスト・ディレクター、小倉美春さんを迎えて、作曲家でありピアニストである立場から、同じく作曲家・ピアニストとして活躍する篠田昌伸さんと共に大いに語っていただきます。

ミニコンサートとして、東京現音計画メンバーとアカデミーの新進気鋭ピアニストによる小倉作品の演奏も!

日時:2025年12月4日(木)19:00開演
会場:両国門天ホール(東京都墨田区両国1-3-9ムラサワビル1-1F)

出演:小倉美春、篠田昌伸(トーク)、橋本晋哉(チューバ、モデレーター)
   東京現音計画アカデミー:中西桃萌、山本香紫(ピアノ)

【プログラム】

小倉美春 《そして私は、そのかけらを掴もうとした》(2025)
  中西桃萌(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)

小倉美春《ボレロへの幻想》より《身体を聴く》(2024)
小倉美春《ラビリンス》(2018)
  山本香紫(ピアノ)

入場料:1000円(税込)
参加申込:tgkseisaku@gmail.com
(件名を「プレイベント申し込み」としてお名前と人数をお書きください)



【経歴】

小倉美春 Miharu Ogura
ドイツ・フランクフルトを拠点とするピアニスト/作曲家。桐朋学園大学音楽学部(ピアノ専攻・作曲副専攻)を経て、同大学研究科作曲専攻修了。2024年フランクフルト音楽舞台芸術大学にて国家演奏家資格課程を修了。これまでにピアノを廻由美子、フローリアン・ヘルシャー、作曲を石島正博の各氏に師事。2023年メシアン国際ピアノコンクールにて第2位、メシアン作品最優秀演奏賞を受賞するほか、オルレアン国際ピアノコンクール、日本音楽コンクール作曲部門など、ピアノと作曲の両方で入賞多数。ピアニストとして、Manifeste音楽祭(パリ)、Monopiano音楽祭(ストックホルム)への出演及びensemble handwerk、フランクフルト放送響に客演するなど、欧州の現代音楽シーンの第一線で活動。CD『Ogura Plays Stockhausen』、『Ogura Plays Ogura』。作曲家として、2024年にラジオ・フランス及びヴェネツィア・ビエンナーレより委嘱。作品はTrio Estatico、Zöllner-Roche Duo、フランチェスコ・トリスターノ、ヨーナス・オルソン、フィリッポ・ゴリーニなどに演奏されている。2024年よりイタリアの出版社SZ Sugarと契約。

篠田昌伸 Masanobu Shinoda
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修了。第22、27回日本交響楽振興財団奨励賞、第74回日本音楽コンクール作曲部門第1位、第9回佐治敬三賞等受賞。06年just composed in YOKOHAMA委嘱作曲家。11年武生国際音楽祭にて作品が招待される。ピアノ曲「炭酸」が全音楽譜出版社より出版。ピアニストとしては、新作初演、声楽、器楽とのアンサンブル、レコーディング等、幅広く活動している。一昨年より、海外の現代ピアノ曲と邦人作曲家の委嘱によるリサイタルシリーズ「Contemprary Piano Showcase」を企画している。https://ballad-filter.jimdofree.com/

東京現音計画アカデミーより

中西桃萌 Momo Nakanishi
愛知県出身。4歳よりピアノを始める。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、愛知県立芸術大学音楽学部器楽科ピアノコースを卒業。現在、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻ソルフェージュ分野修士1年。ピアノソロ・伴奏・現代音楽などの演奏活動からピアノ・ソルフェージュの指導や楽曲解説・コラムの執筆まで、幅広く音楽に携わっている。2024年にイタリア文化会館で開催されたサルヴァトーレ・シャリーノ氏の作曲・演奏ワークショップを受講。これまでにピアノを内本久美、永岡信幸、清水皇樹、関本昌平、深谷直仁、ソルフェージュを小島千加子、和声法を西尾洋の各氏に、現在はピアノを野原みどり氏に師事。

山本香紫 Karen Yamamoto
駒澤大学文学部歴史学科卒業、東京音楽大学大学院修士課程修了。第11回ロザリオ・マルシアーノ国際ピアノコンクールファイナリスト、奨励賞受賞。ピアノを稲本亜理子、岡本美智子、川上昌裕、岡田敦子各氏に師事。クルト・ザイベルト、ケマル・ゲキチ、フレディ・ケンプ各氏のマスタークラスを受講。
大学院在学中に、修士論文「早坂文雄の「美」をめぐる言説」を執筆、日本音楽学会東日本支部研究会にて発表。早坂文雄「ピアノ協奏曲第1番」(編曲:我妻英)を編曲初演。近現代邦人作曲家の演奏・研究にも精力的に取り組む。現在、東京音楽大学演奏研究員。日本音楽学会東日本支部会員。


東京現音計画#23プレ企画トークイベント「委嘱と再演のススメ」


日程:2025年6月23日(月)19:00開演(18:30開場)
会場:両国門天ホール(墨田区両国1-3-9ムラサワビル1-1階)
トーク:山澤慧(チェロ奏者)、夏田昌和(作曲家/指揮者)、
   大石将紀、橋本晋哉、有馬純寿(司会) 他

#23公演のテーマは「再演の創造性」。プレイベントとして、演奏家が再演に際しどのように考え、いかに取り組むのかをゲストを交え検証するトークイベントを企画しました。
作品の委嘱をどのように考えるのか、そもそもどのように依頼するのかを演奏側、作曲側の双方から赤裸々にディスカッションしていきます。客席からの飛び込み発言大歓迎!

入場料:500円(税込)
参加申込:tgkseisaku@gmail.com
(件名を「プレイベント申し込み」としてお名前と人数をお書きください)

東京現音計画#22:夏田昌和《デュファイのいる風景》2024委嘱初演(指揮:夏田昌和)写真:松蔭浩之


東京現音計画#23〜ベストセレクション3「Re:play 再演の創造性」

東京現音計画のレパートリーから厳選してプログラミングを行うベストセレクション、
第三弾は「Re:play 再演の創造性」と題し、
常に新しくあるべき使命を負った現代音楽の再演とは何か、を徹底検証。
初演時賛否両論の問題作も含め、演奏家も聴衆も「もう一度あの曲を聴いたら何が変わるのか?」



日程◉2025年7月2日(水)19:00開演
会場◉杉並公会堂小ホール
(東京都杉並区上荻1-23-15)
https://www.suginamikoukaidou.com/access/



プログラム◉
檜垣智也《オルガニカ/リズミカ/アクースマティカ》(2021/25 改訂版初演)
内垣亜優《ひらひらひらがなかな》サクソフォン、チューバ、ヴィブラフォンのための(2023/25 編曲版初演)*東京現音計画アカデミー
近藤譲《序詩》(2018 委嘱)
山根明季子《状態 No.1》5台のパチンコ台版(2018 委嘱)
ウェストン・オーレンキ《メロディカのための》任意の数のメロディカとアナログ&デジタルシンセシスのための(2017-18/19)
稲森安太己《ヘミオラの一族~4人の奏者とエレクトロニクスによる三拍子製造業》(2015 委嘱)


演奏◉東京現音計画 
有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、 黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)

東京現音計画アカデミー(オーレンキ作品参加)
 中西桃萌、渡邊さくら(鍵盤ハーモニカ)


舞台監督:鈴木英生(カノン工房)
照明:菅勝治
音響:(有)オアシス
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
フライヤー&ロゴデザイン、写真:松蔭浩之
協力:(有)ハリーケン、モモ・カンパニー、東京音楽大学

主催:東京現音計画
助成:公益財団法人 野村財団
   芸術文化振興基金助成事業
   公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】




チケット(税込)全席自由 
前売 一般3000円、大学生・専門学校生1000円
当日 3500円
カンフェティ割 2500円(カンフェティ取扱限定、先着順)
高校生以下無料(本番前日までに問合先のメールアドレスまでお申し込みください)
*学生券は入場時に学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット取り扱いカンフェティ
【URL】http://confetti-web.com/@/tgk23
【電話】050-3092-0051(平日10:00~17:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・チケットレス「レスQ」もご利用可能です。
*数量限定、先着順の割引チケット「カンフェティ割」あります!


問い合わせ:東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ)
メール:tgkseisaku@gmail.com
電話:050-5532-5022(平日11:00〜18:00)


東京現音計画#22 プレライブ in Ftarri


2024年11月16日(土)20:00開演(19:30開場)
会場:Ftarri(文京区本郷1-4-11 岡野ビル B1)
https://ftarri.com/suidobashi/
出演:木下正道(トーク他)、有馬純寿(elec)、大石将紀(sax)、橋本晋哉(tuba)

水道橋のCDショップ/ライブスペース”Ftarri” でマーク・アンドレ、冨田正之介、田中慎太郎の「密やかな」作品の数々を。

プログラム◉
マーク・アンドレ《iv 12》(2013)、《iv 16》(2018)
冨田正之介《Giving shape to sounds》(2021)
田中慎太郎《Downing Colors》(2024)他

入場料金◉2000 円(要予約)

予約・問合せ◉info@ftarri.com( 予約の場合、氏名、人数、電話番号を記載)



東京現音計画#22~コンポーザーズセレクション8:木下正道 密やかさの探究 〜無音よりさらに深い静けさへ向けて〜

ひとりの作曲家にプログラム監修を託す「コンポーザーズセレクション」に、木下正道が登場。
エレクトロニクスの即興演奏家としても活躍する異才が選んだテーマは「密やかさの探求」。
独自のダイナミズムが生み出す精緻な音響世界、必見!

日程:2024年12月5日(木)19:00開演
会場:杉並公会堂小ホール
(東京都杉並区上荻1-23-15)
https://www.suginamikoukaidou.com/access/

プログラム監修:木下正道

プログラム◉
木下正道《ただひとつの水、ただひとつの炎、ただひとつの砂漠 IV》サクソフォン、打楽器(2018)
ジョン・ゾーン《ダーク・リバー》バスドラム、エレクトロニクス(1995)
大友良英《カソード》東京現音計画版初演(1999/2024)
ルイジ・ノーノ《ドナウのための後前奏曲》チューバ、ライブ・エレクトロニクス(1987)
杉本 拓《ノー・タイトル・フォーエヴァー》(2024 委嘱初演)
佐原 洸《蘇芳香》バリトンサクソフォン、ダブルベース、エレクトロニクス *チューバ版初演(2021/2024)
木下正道 委嘱新作初演(2024)

Program
Masamichi Kinoshita: Une même eau, un même feu, un même desert IV (2018)
John Zorn: Dark River (1995)
Otomo Yoshihide : Cathode *Tokyo Gen’On Project version W.P. (1999/2024)
Luigi Nono: Post-prae-ludium per Donau per tuba e live electronics (1987)
Taku Sugimoto: no title forever (2024 commissioned, W.P.)
Ko Sahara: Suoko *tuba version W.P. (2021/2024)
Masamichi Kinoshita: new work (2024 commissioned, W.P.)


演奏:東京現音計画 
有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、 黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)


舞台監督:鈴木英生(カノン工房)
照明:菅勝治
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
フライヤー&ロゴデザイン、写真:松蔭浩之
協力:東京音楽大学、有限会社ハリーケン、モモ・カンパニー

主催:東京現音計画
助成:芸術文化振興基金助成事業
   公益財団法人野村財団
   公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成]


チケット(税込):全席自由
前売 一般3000円、大学生・専門学校生1000円
当日 3500円
カンフェティ割 2500円(カンフェティ取扱限定、先着順)
高校生以下無料(本番前日までに問い合わせ先のメールアドレス宛にお申し込みください)
2024年9月30日(月)10:00発売開始

*学生券は入場時に学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット取り扱い:カンフェティ(9月30日(月)10:00発売開始)
【URL】http://confetti-web.com/@/tgk22
【電話】050-3092-0051(平日10:00~17:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・チケットレス「レスQ」もご利用可能です。
*数量限定、先着順の割引チケット「カンフェティ割」あります!

問い合わせ:東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ)
メール:tgkseisaku@gmail.com
電話:050-5532-5022(平日11:00〜18:00)




プログラム監修にあたって:木下正道


「密やかさの探究 〜無音よりさらに深い静けさへ向けて〜」


「沈黙」「静寂」が古今東西の音楽の、重要な要素であることは間違いない。特に近年の音楽で、それらのあり方が様々に探究されるような動向に、私自身大きな関心を持ち続けている。今回の企画を考えるに当たっては、その傾向を私なりに解析し、東京現音計画の類まれな創造性、技術、またチームワークに接続すべく、プログラムを考えた。大友良英やジョン・ゾーンのように、一般的には「沈黙」の作曲家とは見なされていないが、私にとって非常に重要な、また大きな影響を受けた(静寂の)作品を作っている人たちから始め、現在の最前線で自分が特に注目する人たち、即興音楽界ではその名を知らぬものはない、まさに「沈黙的」な音楽の創始者の一人である杉本拓氏に新曲を依頼し、また器楽とエレクトロニクスの過剰なまでの繊細な出会いから密かな音楽を紡ぎ出す若手、佐原洸の作品も取り上げたいと思う。ここに、古典的名作と言って良いルイジ・ノーノの作品を加え、木下の旧作と新作が「現実への窓」として機能するだろう。この演奏会全体を通して、単に「沈黙」「静寂」と言っても、そこには無限の多様性が秘められていることを、現場で生々しく体感して頂きたく思い、今回の企画を提案した。

経歴 

photo: Atsuko Ito

木下正道 きのしたまさみち
1969年、福井県大野市生まれ。ブラスバンドやハードロックの経験の後、東京学芸大学にて音楽を学ぶ。同時期にフリージャズや集団即興、また政治的な内容を多く含むお笑いバンド活動なども行った。武満徹作曲賞などに入選。2023年まで武生国際音楽祭「新しい地平」の運営アシスタントを務める。現在は、様々な団体や個人からの委嘱や共同企画による作曲、優れた演奏家の協力のもとでの先鋭的な演奏会の企画、通常とは異なる方法で使用する電気機器による即興演奏、の三つの柱で活動を展開する。ここ数年は室内楽曲を中心として年間20曲程度を作曲、初演。幾つかの作品や演奏がCD化、また配信されている。また最近は童話執筆も手掛けている。



東京現音計画#21~ミュージシャンズセレクション8:橋本晋哉2 with 菅沼起一「Switched-On Dufay」

公演日:2024年7月10日(水)19:00開演(18:30開場)
会場:すみだトリフォニーホール小ホール( 墨田区錦糸1-2-3)
https://www.triphony.com/access/

メンバーがプログラミングを行うミュージシャンズセレクション、橋本晋哉が再登場。
ゲストキュレーターに、リコーダー奏者で気鋭の音楽学者としても活躍する菅沼起一を迎え、現代音楽の地点から「古楽」にアプローチする試み。
クラシックの彼方、端と端から似たもの同士が呼び交わす新しい響き、乞うご期待。

ディレクター:橋本晋哉
プログラム監修:菅沼起一

演奏:東京現音計画 
有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、 黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)

ゲスト:菅沼起一(リコーダー)

プログラム:

・稲森安太己:ピアノ・エチュード第2番「デュファイへのオマージュ」(2023)
・夏田昌和:デュファイのいる風景(2024 委嘱初演)
・リコーダー、セルパン、エレクトロニクスによる即興演奏
【デュファイのスタイル・コンポジション(様式作曲)「現音計画アカデミー」成果発表】
・麻生海督《地下劇場4》
・石田千飛世《(タイトル未定)》
・内垣亜優《デュファイの音楽を聴いて》
・永見怜大《Blue Sky Falling》
・山田奈直《Cloak of Conscience》




舞台監督:鈴木英生(カノン工房)
照明:菅勝治
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
フライヤー&ロゴデザイン、写真:松蔭浩之

主催:東京現音計画
助成:
公益財団法人 野村財団
芸術文化振興基金助成事業
公益財団法人 日本室内楽振興財団
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]

協力:有限会社ハリーケン、モモ・カンパニー




チケット★販売開始5月7日(火)10:00〜★:全席自由
前売 一般3000円、大学生・専門学校生1000円(税込)
当日 3500円
カンフェティ割 2500円(カンフェティ取扱限定、先着順)
高校生以下無料(本番前日までに問い合わせ先のメールアドレス宛にお申し込みください)

*学生券は入場時に学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット取り扱い:カンフェティ
http://confetti-web.com/@/tgk21
フリーダイヤル:0120-240-540(平日10:00〜18:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・チケットレス「レスQ」もご利用可能です。

問い合わせ:東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ)
メール:tgkseisaku@gmail.com
電話: 050-5532-5022(平日11:00〜18:00)




公演に向けて:橋本晋哉


古楽と現代音楽、クラシックの端と端に位置しているこの2つのジャンルには、意外と共通点があります。
第二次大戦を境として、古楽においては研究と実践の発展、現代音楽では作曲技法と演奏技術の変遷、そして何より、どちらも我々が普段接しているクラシック音楽に比べて、ちょっと不思議な響きを発見する場でもあるという点。ここでは響きと書きましたが、その後ろに控えている文化的、時代的、美的な背景の違いと言えるかもしれません。
 しかしながら、日本におけるそれら2つのスフィアの活動を見ていると、(もちろんですが)いくつかの違いも見受けられます。特に大きな違いとして、古楽ではアマチュアからプロフェッショナルまで、研究と実践の両面において境目のない層を形成していることが挙げられます。近年、理論や歴史についてのオンラインレクチャーも盛んで、アマチュアとプロフェッショナルが渾然一体となった演奏現場も少なくありません(そしてそれは聴き手に回ることも多くあります)。一方、現代音楽においては、その実践の困難さもあるかもしれませんが、作り手、演奏家、聴き手の間の相互の行き来に関してはそれほどの積極性はないように見受けられます。
 また、先ほど述べた、古楽の「不思議な響き」を作り出す作曲技法、演奏技法的な側面は、現代音楽の立場からも積極的に学ぶ必要があると考えています。
 東京現音計画では、これまでも作曲に関するレクチャーや共同作業、或いは聴衆参加型の演奏会などを企画実践してきましたが、今回は古楽との往来にスポットライトを当てて考えます。ゲストとして、まさに理論と実践を体現しているリコーダー奏者・音楽学者の菅沼起一さんにプログラムを監修いただきます。また並行して、作曲を学ぶ学生に、2024年に没後550年を迎えるギョーム・デュファイのスタイル・コンポジションを通じて新作を作曲、演奏会で発表する「現音計画アカデミー」を計画します。




プログラム監修にあたって:菅沼起一

古楽と現代音楽とのフュージョン、という本企画の案をいただいて、最初に思いついたものが、「様式作曲」と「リワーク(リコンポーズ)」であった。前者は、過去の一時代の音楽様式を模倣して新たに楽曲を制作すること、後者は、過去の音楽を素材に作曲者のイマジネーションを広げて行う再作曲のことである。両者は、共に伝統的な「クラシック音楽」のアンチテーゼとしての側面を持つ古楽と現代音楽の橋渡しをするポテンシャルを持ち、今後さらなる積極的な展開が期待されるジャンルである。
 来年没後550周年を迎えるギョーム・デュファイは、中世からルネサンスへの「転換」を実現した「大作曲家」として認知されているが、中世後期の巨匠ギョーム・ド・マショーに比べ現代音楽の世界からの注目度は低く、リコンポーズの数もマショーに比べ少ない。しかし、デュファイはルネサンス音楽に特徴的な様式とされる3度や6度などを協和音とした作法を持つ一方、中世以降の伝統的な手法であるアイソリズムによるモテットも数多く作曲するという、まさに新旧様式を併せ持つ興味深い作曲家である。記念年である2024年に、彼の楽曲を土台とした様式作曲やリワークを行うことで、彼の様式、ひいては中世・ルネサンスという時代区分への再評価を現代的な視点で実現できるだろう。さらに、音楽の一大転換期であった600年前の様式とその記譜法を今一度見つめ直すことは、現代の作曲家たちの新たな創造へのインスピレーションとなると考える。

菅沼起一 Kiichi Suganuma
京都府出身。東京藝術大学古楽科リコーダー専攻を卒業。音楽学専攻へと転向し同大学院修士課程を修了。大学院アカンサス音楽賞受賞。2016年より2019年まで日本学術振興会特別京都市出身。東京藝術大学音楽学部古楽科リコーダー専攻を卒業。音楽学専攻へと転向し同大学院修士課程を修了。大学院アカンサス音楽賞受賞。2016年より2019年まで日本学術振興会特別研究員(DC1)。博士後期課程を経て、バーゼル・スコラ・カントルム(スイス)とフライブルク音楽大学(ドイツ)との共同博士プログラムを最高点 Summa cum laudeで修了し、博士号(音楽学)を取得。リコーダー演奏と音楽研究の二足の草鞋による活動を展開している。中世音楽から新作初演まで、リコーダーのもつ広いレパートリーを網羅する演奏活動のほか、留学先で研鑽を積んだ様式作曲(過去の一時代の音楽様式を模倣して行う楽曲制作)を混ぜつつ、研究者として得た新しい視点を用いた演奏会のプロデュース・キュレーションを行う。2022年、第12回日本学術振興会育志賞受賞。現在、京都大学にて博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)、洗足学園音楽大学非常勤講師ほか。





「託児サービス」サポートについて
当コンサートへお出かけの際に託児サービスを利用する場合、費用を負担します。
いくつか条件がありますので、ご希望の方は件名を「託児サービス希望」として下記にお問い合わせください。詳細についてのメールをお送りします。
メール宛先:tgkseisaku@gmail.com(担当:福永)
*このサポートは、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]により助成を受けて、東京現音計画が実施しています。


トークイベント「野平一郎-回想のイティネレールと「飽和」」

写真:YOKO SHIMAZAKI

東京現音計画#20関連企画・トークイベント
「野平一郎 -回想のイティネレールと「飽和」- 
東京現音計画#20〜コンポーザーズセレクション7に向けて」

グリゼーやミュライユらが創設し、野平氏が1980年から90年までピアノや電子鍵盤楽器で演奏に参加していた、今年結成50年を迎えるフランスのアンサンブルの老舗アンサンブル・イティネレールについて、またそこから発展したサチュラシオン(という楽派について当時のフランスの音楽状況を交え紹介します。

日時:2024年2月25日(日)18:00〜
 *一部のチラシで17:00開演となっていますが、正しくは18:00です。
場所:麻布区民センター集会室(港区六本木5-16-45(麻布地区総合支所内))
講師:野平一郎(作曲家、東京音楽大学学長)


会費:日本アルバン・ベルク協会会員無料、非会員2,000円(税込)
予約申し込み(非会員):tgkseisaku@gmail.com(東京現音計画事務局)
主催:日本アルバン・ベルク協会、東京現音計画

日本アルバン・ベルク協会HP


東京現音計画#20~コンポーザーズセレクション7:野平一郎〜回想のイティネレールと「飽和」(サチュラシオン)

写真:YOKO SHIMAZAKI

プログラム監修:野平一郎

日程:2024年3月22日(金)19:00開演(開場30分前)

会場:かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール(東京都葛飾区立石六丁目33番1号)
https://www.k-mil.gr.jp/institution/access/sym_access.html
京成線青砥駅下車徒歩5分

ひとりの作曲家にディレクションを託す「コンポーザーズセレクション」第7回目は、作曲家・指揮者として日本のクラシック音楽、現代音楽界を牽引し続ける野平一郎が登場。
プログラムされるのは、野平自身が80年代に参加したフランスの著名な音楽グループ「イティネレール」のレパートリーから、脱中央的なまなざしを持つ作品群。
まさに80年代から続く薫陶を全身に受けてきたメンバーが温めてきた渾身の企画、お立ち合いを。

プログラム
ヤン・マレシュ《ティチューブ》チューバのための(2001)
ラファエル・センド《バッドランズ》打楽器のための(2014)
フランソワ・ブーシュ《エコー分裂》エレクトリック・ギターのための(1986)
ヤン・ロバン《5つのミクロリュード》ソプラノ・サクソフォンとエレクトロニクスのための(2005)
ユーグ・デュフール《マティスによる「赤いアトリエ」》エレクトリック・ギター、サクソフォン、ピアノ、打楽器のための(2020)
ミカエル・レヴィナス《空間ピアノのエチュード》(1977/2010)
野平一郎《忘却のテクスチュアI》サクソフォン、チューバ、ピアノ、打楽器とエレクトロニクスのための(2023-2024 委嘱・世界初演)

Program:
Yan Maresz: Titube pour tuba (2001)
Raphaël Cendo: Badlands pour percussion (2014)
Francois Bousch: Fission d’echo pour guitare électrique (1986)
Yann Robin: 5 microludes pour saxophone soprano et électronique (2005)
Hugues Dufourt: L’Atelier rouge d’après Matisse pour guitare électrique, saxophone, piano et percussion (2020)
Michaël Levinas: Étude sur un piano espace (1977/2010)
Ichiro Nodaira: Textures de l’oubli I pour saxophone, tuba, piano, percussion et électronique (2023-24 commissioned, W.P.) 

演奏:東京現音計画 
有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、 黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)
客演:山田岳(エレクトリック・ギター)

*出演者、演目は変更になる場合があります。

主催:東京現音計画
助成:芸術文化振興基金助成事業、公益財団法人野村財団、
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成]
この公演はサントリー芸術財団佐治敬三賞推薦コンサートです。

ピアノ提供:株式会社ヤマハミュージックジャパン

協力:Editions Henry Lemoine、東京音楽大学、秋山友貴、日本アルバン・ベルク協会、有限会社ハリーケン、モモ・カンパニー



チケット(税込):全席自由
前売 一般3000円、大学生・専門学校生1000円
当日 3500円
カンフェティ割 2500円(カンフェティ取扱限定、先着順)
高校生以下無料(本番前日までに問い合わせ先のメールアドレス宛にお申し込みください)

*学生券は入場時に学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット取り扱い:カンフェティ
【URL】http://confetti-web.com/tgk20
フリーダイヤル:0120-240-540(平日10:00〜18:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・チケットレス「レスQ」もご利用可能です。

予約開始:2024年1月22日(火)10:00〜(予定)

問い合わせ:東京現音計画事務局(ナヤ・コレクティブ)
メール:tgkseisaku@gmail.com
電話:050-5532-5022(平日11:00〜18:00)




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ディレクターズノート

回想のイティネレールとサチュラシオン(飽和)

1973年に創設されたスペクトル楽派のグループとして著名な「イティネレール」。だが、常にその話題の中心はジェラール・グリゼーとトリスタン・ミュライユの2人に過ぎず、他の作曲家について語られることは、非常に稀である。音響スペクトルや、電子音響による伝統的楽器の拡張への多様なアプローチを包含していたグループのグリゼー、ミュライユ以外の他の作曲家、特にここでは挑発者・扇動者として、また劇場性への多様なアプローチで知られたミカエル・レヴィナス、常に音楽的探求と哲学的思考とが一体化するユーグ・デュフール、エレキギター奏者としての異色の経歴を持つフランソワ・ブーシュを取り上げたい。彼らはより脱中心的眼差しを持った作曲家であり、その精神は近年のこのグループのプログラミングにも色濃く反映している。
私は偶然このグループのピアニスト・電子鍵盤楽器奏者を10年間(1980-90)レヴィナスの傍らで努めていたが、演奏会のプログラムの選曲は常に電子的技術の発展や、その理論的展開と同時進行していた。そして、こうした影響や流れの中から生まれてきたのが、現在サチュラシオン(飽和)と呼ばれている一群の作曲家である。ここではその代表的な作曲家である、ヤン・マレシュ、ラファエル・センド、ヤン・ロバンにも目を向けたい。また私自身電子音響に最初に出会い、多くを学んだこのグループの若く探求的だった当時の精神を回想し、複数の楽器が相互に電子的な影響を与え合う作品について構想してみたい。


野平一郎


野平一郎 Ichiro Nodaira

東京藝術大学大学院修了後、パリ国立高等音楽院に学ぶ。現在、作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者として国際的に活躍する音楽家。第13回中島健蔵音楽賞(1995)、第44回、第61回尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996)、第35回サントリー音楽賞(2004)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005)、日本芸術院賞(2018)、第52回ENEOS音楽賞洋楽部門本賞(2022)を受賞。2012年春、紫綬褒章を受章。2021年よりモナコ・ピエール皇太子財団音楽評議員を務める。仙台国際音楽コンクールピアノ部門審査委員長。現在、静岡音楽館AOI芸術監督、東京文化会館音楽監督。東京藝術大学名誉教授、東京音楽大学学長。

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関連企画・トークイベント
「野平一郎 -回想のイティネレールと「飽和」- 

東京現音計画#20〜コンポーザーズセレクション7に向けて

https://x.gd/Tra3Y
日時:2024年2月25日(日)18:00〜(一部チラシで17:00と表示されていますが正しくは18:00開始です)
会場:麻布区民センター講座室
主催:日本アルバン・ベルク協会、東京現音計画
詳細近日発表!




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「託児サービス」サポートについて
当コンサートへお出かけの際に託児サービスを利用する際、費用を負担します。
いくつか条件がありますので、ご希望の方は件名を「託児サービス希望」として下記にお問い合わせください。詳細についてのメールをお送りします。
メール宛先:tgkseisaku@gmail.com(担当:福永)
*このサポートは、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]により助成を受けて、東京現音計画が実施しています。




Tokyo Gen’On Project#19 Musician’s Selection 7: Masanori Oishi 2 with Yasuaki Shimizu

Director: Masanori Oishi

Date: Tuesday, July 4, 2023, 19:00 start (open 30 minutes prior to performance)
Venue: Suginami Kokaido Small Hall (1-23-15 Kami-ogi, Suginami-ku, Tokyo)
https://www.suginamikoukaidou.com/access/

Performer: Tokyo Gen’On Project 
Sumihisa Arima (electronics), Masanori Oishi (saxophone), Yoshiko Kanda (percussion), Aki Kuroda (piano), Shinya Hashimoto (tuba)

Guest: Yasuaki Shimizu (tenor saxophone), Carl Stone (laptop)

Program (order to be determined)

Yasuaki Shimizu: Carl’s Wild Garden(Seeds, Rain, Work, Be Flat)(2012),
Suiren (1982)
Asa (2005)
-Improvisation by Yasuaki Shimizu and Carl Stone
John Zorn: from Ecomia – five pieces for piano solo (2018)
Anthony Braxton: Composition 131
Dror Feiler: From Here and From Now (2023) W.P.
-Improvisation by Dror Feiler and Sumihisa Arima

Organized by: Tokyo Gen’On Project
Supported by: The Nomura Foundation, Japan Arts Counsil, Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture Arts Council Tokyo, Japan Chamber Music Foundation

Tickets  (tax included) : Advance: Adults 3000 yen, College and University Students 1000 yen
Door: ¥3,500
Confetti discount: 2,500 yen (limited to Confetti transactions, first-come-first-served basis)
Free for high school students and younger

Ticket handling: Confetti http://confetti-web.com/tgk19

Inquiries: Tokyo Gen’On Project Office (Naya Collective)
E-mail: tgkseisaku@gmail.com
Phone: +81 50-5532-5022 (weekdays 11:00-18:00)