11/16 ヴァレリオ・サニカンドロ:空間、音楽と音の立体化

フランスを拠点にIRCAM、ダルムシュタット、ZKMなどヨーロッパ各地で活動を展開する1971年イタリア生まれの作曲家、ヴァレリオ・サニカンドロのワークショップ&コンサート。

出演:ヴァレリオ・サニカンドロ(作曲)、有馬純寿(エレクトロニクス)、太田真紀(ソプラノ)、橋本晋哉(チューバ)、久保智美(オンド・マルトノ)、トリ音(テルミン)

入場料:一般2000円(当日2500円)、学生1000円
チケット取扱い:
両国門天ホール
03-6666-9491
ticket@monten.jp

Part I レクチャー「空間、音楽と音の立体化」
サニカンドロ氏の近年の作品を中心に自作について語ります。

Part II コンサート
Strali (2001) for solo voice
太田真紀(ソプラノ)
SonnetX (2008) for tuba and L.E.
橋本晋哉(チューバ)、有馬純寿(エレクトロニクス)
A Book of Waves (2012) for Theremin, Ondes Martenot and live-electronics
久保智美(オンド・マルトノ)、トリ音(テルミン)、有馬純寿(エレクトロニクス)

※終演後、サニカンドロ氏を囲んでの懇親会を開催いたします。

主催:
東京現音計画
協力:
アンサンブル九条山
公益財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイト
両国門天ホール
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出演者プロフィール

ヴァレリオ・サニカンドロ(作曲)
Valerio Sannicandro
Sannicandro-portraitBW1971年イタリア生まれ。ヴィオラと作曲を学び、1995年にヴィオラでディプロマを取得後、ドイツへ移る。作曲をヨーク・ヘラー、ハンス・ツェンダーに、指揮をペーテル・エトヴェシュに師事。またフランス国立音響音楽研究所 IRCAM にてコンピュータ・ミュージックの研鑽を積み、作曲をエマヌエル・ヌネスに師事。2000 年ダルムシュタット国際現代音楽祭にてクラーニヒシュタイナー賞受賞。2年後講師として同音楽祭に招聘される。2002年ミュンヘンにてムジカ・ヴィヴァ賞受賞。IRCAMに研究の場を移し、ポンピドゥー・センター設立 20 周年記念作品の委嘱を受ける。その後 SWR 実験スタジオ(ドイツ、フライブルグ)や ZKM(アート&メディアセンター、ドイツ、カールスルーエ)にて活動。2010年ヴィラ九条山(京都)、2014年アメリカンアカデミー(ローマ)など、多くのアーティスト・レジデンス滞在歴を持ち、ヨーロッパでの作品上演も近年多く上演されている。ベルリン工科大学にて音楽学博士号取得、論文テーマは「空間、音楽と音の立体化」。2014年クラウディオ・アバド作曲コンクールにて第1位受賞。
http://www.valeriosannicandro.eu/
http://www.valeriosannicandro.eu/

太田真紀
Maki Ota
太田大阪府出身。同志社女子大学学芸学部声楽専攻卒業後、大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。東京混声合唱団のソプラノ団員として活動後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてローマに滞在、ジャチント・シェルシの声楽作品をコラボレイターであった平山美智子氏のもとで研究した。これまでにシェルシ・フェスティバル(バーゼル)、ヌオヴァコンソナンツァ・フェスティバル(ローマ)、武生国際音楽祭、いずみシンフォニエッタ大阪定期演奏会、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」、サントリー芸術財団サマーフェスティバル他に出演、活発な演奏活動を行っている。

久保智美
Tomomi Kubo
Tomomi Kuboオンド・マルトノ奏者。新作初演、レクチャー、TVドラマや映画音楽に参加するなど、オンド・マルトノの可能性を探求すべく、ボーダレスな活動を行っている。これまでオンド・マルトノを原田 節、パスカル・ルッス=ラコルデールに師事。オフィシャルサイト tomomikubo.net

トリ音
Torine
トリ音(C)大久保博テルミン奏者、サウンドデザイナ。武蔵野音楽大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。楽器に触れずに演奏するという魔法のようなインターフェースと、類まれなる音色に惹かれ、テルミンによる演奏活動を開始。様々なミュージシャンとのコラボレーションが、テルミンが単なる飛び道具として終わることなく、楽器としての多彩な表現を持つことに気づかせ、音程、リズムの正確さはもちろんのこと、人間味溢れるアーティキュレーションの重要性を唱え模索するきっかけとなる。「矢野顕子 忌野清志郎を歌うツアー2013」「矢野顕子さとがえるコンサート2013」出演。映画「くるみ割り人形」(音楽/松本淳一、2014年)挿入曲演奏等。http://pigeonmilk.frenchkiss.jp/

有馬純寿
Sumihisa Arima
稲森《ヘミオラの一族》51965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、ジャンルを横断する活動を展開。作品も即興演奏からCD、サウンド・インスタレーションなど幅広い。これまでに「サントリー芸術財団サマーフェスティバル」「コンポージアム」など国内外の現代音楽祭に参加、多くの作曲家の電子音響を伴う作品の音響技術や演奏を手がけ高い評価を得ている。会田誠、小沢剛ら同年生まれの作家との「昭和40年会」をはじめ美術家とのコラボレーションも多く国内外の展覧会への参加も多い。平成24年度第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞、芸術振興部門を受賞。東京シンフォニエッタ、東京現音計画メンバー。帝塚山学院大学人間科学部准教授。

橋本晋哉
Shinya Hashimoto
hashimotoチューバ、セルパン奏者。フランス国立パリ高等音楽院第3課程卒。秋吉台現代音楽セミナー、サントリー音楽財団サマーフェスティバル2008及び2010、コンポージアム2009、東京オペラシティ「B→C」、NHK-FM「名曲リサイタル」などにソリストとして出演。洗足学園音楽大学講師。「低音デュオ」「東京現音計画(2014年佐治敬三賞受賞)」のユニットで活動。shinyahashimoto.net